フロリダ州日系企業連絡会議ニュース(2018年2月号)

目次
 

総領事挨拶

発足後一年を過ぎたトランプ政権は、昨年暮れに長年の懸案であった税制改革を成立させました。これにより、企業は減税の恩恵を受ける他、海外資金の米国回帰(投資)、企業M&Aの活発化が見込まれます。政権の次の課題は、インフラ法案の成立です。インフラ法案の成立により、米国内におけるインフラ整備の動きが加速することが期待されます。

こうした動きは、フロリダ州における日系企業とってもビジネスチャンスを提供し、影響を及ぼすことから、総領事館としても注目しています。

ご存じのとおり、日本政府は、日系企業によるインフラ輸出促進を重点政策として位置づけ、積極的に支援しています。昨年11月には、マイアミデード郡のメトロレールに日立レール(日立の子会社)が供与する最初の鉄道車両が運行を開始し、本年2月にはタンパ国際空港に三菱重工が供与するAPM(自動旅客輸送車両)が運行を開始しました。私は、地元政治家とともに式典で挨拶を行い、日系企業の優れた技術や日本の鉄道システムの安全性・信頼性、日系企業の現地雇用への貢献などをアピールしました。鉄道以外の分野でも、例えば「スマート化」技術に関して、日本企業の関与を期待する声が州内各地で私に寄せられます。

総領事館としては、広報や情報提供、コンタクト先紹介など、引き続き日系企業支援に取り組む所存です。要望等がある場合には、ぜひご連絡ください。


 

企業紹介~米州住友商事会社 メディア&不動産グループ

ソフトバンクグループによるフォートレス・インベストメント・グループの買収完了

2017年12月27日、ソフトバンクグループ(以下「ソフトバンク」)は、コーラルゲーブルズ市に所在する、フロリダ・イーストコースト・インダストリーズ社の親会社フォートレス・インベストメント・グループ(以下「フォ-トレス」)の 買収を完了しました。同年2月、ソフトバンクとフォートレスは買収の合意に達したと発表し、12月中の手続き完了を目指していました。当買収完了により、フォートレスはソフトバンク傘下に入りますが、現経営陣の基で独立した経営を行います。

 

天皇誕生日祝賀レセプション企業ブースのご報告

昨年12月1日(金)、在マイアミ日本国総領事館はフロリダ国際大学ノースキャンパスにおいて天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。レセプション会場入り口にて企業ブースを設置し、5社が参加しました。今レセプションには142名が出席し、企業ブースにも多くの方々にお立ち寄りいただきました。詳細はこちらの資料をご参照ください。

 

日立製鉄道車両運行開始

2017年11月30日、マイアミ国際空港にあるマイアミ中央駅プラットホームにて、日立レールUSA社製鉄道新車両のメトロレール路線での初運行を記念する式典が開催されました。式典には、ヒメネズ・マイアミデード郡長、郡議員等の郡政府関係者、当地ビジネス関係者、TBS及びテレビ東京を含む多数の内外プレス関係者等約200名出席しました。

記念式典では、ヒメネズ・マイアミデード郡長、ボボ郡議会議長、バレイロ郡議員、ソーサ郡議員、岡庭総領事、ベレーリ伊総領事、マンフェロット日立レール・伊CEOが挨拶を行いました。岡庭総領事は、日立の鉄道車両の優れた性能を説明するとともに日立が現地部品調達に加えて当地組立工場を通じて地元の雇用に貢献していると述べ、鉄道分野で日本との協力が有益である旨述べました。

式典での挨拶の後、郡長以下が新鉄道車両を郡庁舎のあるガバメント・センター駅まで試乗しました。今回導入した新車両は、冷房、自転車専用ラックを装備し、車内でWi-Fiが利用可能で、1日平均7万人の利用者の足として活躍することが期待されます。また、試乗の後、プレス関係者を含む一部の参加者は、郡内メドレー市にある日立レール工場を視察しました。

メトロレールで運行中の現行車両(加ボンバルディエ社製)は1984年に導入されましたが、近年、報道で老朽化に伴う問題が指摘されています。今回、日立レールUSA社が受注した136車両のうち最初の4台が運行を開始し、2019年中に全車両更新の予定です。

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また、12月11日にマイアミ・ヘラルド紙は、日立レールをはじめとする日本企業の地元雇用への貢献や鉄道分野における日本の優れた技術等に関する岡庭総領事の寄稿記事を掲載しました。


 

三菱重工によるタンパ国際空港新交通システム運行開始

2月7日、タンパ国際空港のメインターミナル SkyConnect 駅プラットホームにて三菱重工製無人旅客輸送車両(SkyConnect)の初運行を記念する式典が開催され、約200名が出席しました。

式典では、スコット州知事、ワトキンス・ヒルズボロー郡航空局理事長、ロパーノ・タンパ国際空港CEO、バックホーン・タンパ市長、岡添米国三菱重工社長、岡庭総領事が祝辞を述べ、テープカットを行いました。その後、一部参加者が、 SkyConnect 駅からレンタカー施設のある駅まで試乗しました。

新車両は2017年7月にタンパベイ港に到着後、陸揚げ式典が開催され、初運行までおよそ6ヶ月の試運転を行いました。同車両の外観全体には、シロトキ、シロペリカン、白頭ワシ等7つの地元の鳥の一つの図柄が描かれ、車内ではそれらの鳥の情報を伝えるビデオが流れています。

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当式典の模様は地元テレビ局WTSP-TV、ABC Action NewsとFox13、またタンパベイ・ビジネス・ジャーナルでも報道されました。