|
![]() |
9月29日付マイアミ・ヘラルド紙は、マイアミ・デ-ド郡の44歳の男性が同郡で今年2例目の「デング熱ウイルス」に感染したと報じました。 この男性は、9月に症状が現れて入院し、その後の検査で同ウイルスの陽性反応が出ましたが、現在では回復しています。なお、1例目は今年3月に感染が確認され、こちらも完全に回復しています。マイアミ・デード郡保健局長コンテ医師によれば、2例とも潜伏期間中に郡外へ旅行しておらず、同郡の両端で発症していることから、両例に関連性はなく別々に現地で感染したと結論づけています。 デング熱は、米国東南部や熱帯地方に住む蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ等)に刺されることで感染し、突然の発熱、激しい頭痛、眼の後の痛み、筋肉・関節痛、痒みを伴った皮膚の発赤及び発疹、食欲不振、吐き気と嘔吐などの症状が表れますが、人から人への直接感染はありません。しかし、同ウイルスには4つの型があり生涯に4回罹る可能性があるほか、死亡率も1%から10%と決して油断はできません。 フロリダ州に在留される方、又は渡航を予定されている方は、フロリダ保健局や米国疾病管理センター等のホームページより最新の情報を入手するとともに、適切な衣服(靴、靴下、長ズボン、長袖)の着用や、虫よけスプレーを使用するなど、蚊に刺されないように予防対策を取ってください。
参考情報:
|
|||||||