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Speech by Consul General Eiichi Kawahara
マイアミ補習校卒業式 総領事挨拶
(2011年3月18日)
ご父母の皆様、おめでとうございます。
お子様を毎週土曜日に元気に補習校に通わせるため、いろいろと御苦心をされたことと思います。お子様と一緒に最初は慣れない当地での学校生活でお困りになったこともあったことと存じます。そうした経験を積み上げて、今日の卒業式をお迎えされ、いろいろな思いがあろうかと思います。
補習校の先生方の熱心なご指導とマイアミ補習校の運営に積極的に参加されてきた役員の皆様、御父母様の補習校への強い思いがあったからこそ、今日の卒業の日を迎えられたのだと思います。
マイアミ補習校で、のびのびと過ごすことができた卒業生の皆さん、おめでとう。
ちょっと大変なこともあったかもしれません。でも、ここで教わったことや得られた自信は、これから皆さんが生きている上で、ひとつ大きな支えとなると思います。
これまで、多くの方が、皆さんを支えてくれていました。どうぞ感謝の気持ちを忘れずに、今後も元気で、精一杯に頑張ってください。おめでとうございます。
さて、話題が変わりますが、先ほど校長先生もお話をされた東北日本大地震の関係で一言申し上げます。
3月11日午後に東北地方を中心に大きな地震が発生、その後の津波と併せて多くの方が犠牲となる大変に痛ましい状況ございます。大地震の発生直後から米国政府を始め117か国から救援・支援の申し出を受け付けております。
ここで大切なことは、困っている時に手を差し伸べてくれる真の友人や国がどれだけあるかということだと思っております。日本はこれまで外国の災害発生の度に緊急援助隊を派遣・支援しております。最近も近所のハイチで350名の自衛隊隊員が復興支援のため活躍をしています。
今回の大地震と津波被害の発生では、逆に支援を受ける立場になりました。当マイアミ日本総領事館へはフロリダ州知事のスコットさん州や州財務長官、各国総領事等から見舞いの電話やメールが当館に殺到しておりました。
少しでも早くに、被災民の方々が平常な生活に戻れますよう切に祈っております。
以上、皆様にこの機会をお借りして御報告を致します。 (了)
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