フロリダ州日系企業連絡会議ニュース(11月号)

2017/11/10
目次
 

総領事挨拶

11月6日、安倍総理は来日したトランプ大統領と首脳会談を行い、北朝鮮問題、日米同盟、日米経済関係、国際・地域情勢につき議論しました。安全保障に関して、日本の防衛に対する米国のコミットメントを改めて確認し、北朝鮮に対しては対話ではなく最大限の圧力をかける局面である考えで一致しました。

また、両首脳は、日本企業から米国への投資が高い水準で推移していることを歓迎し、日米双方向で投資を促進していくこと、また、米国各地で草の根レベルの交流や情報発信を更に強化していくことについても一致しました。

この関連で、フロリダ州に進出する日系企業の皆様が現地雇用や経済に如何に貢献しているかを発信し、地域社会と交流することは、日米の友好をさらに強化する上で重要な意義があります。直近の例として、私も参加した第17回オーランド日本祭り(オーランド日本人会主催)は、三菱日立パワーシステムズをはじめ現地日系企業がスポンサーになり、大勢の人々が日本文化に触れる機会を提供しました。総領事館としては、引き続き、州内の日系企業その他日系団体と協力してこのような草の根レベルの活動を推進する方針です。CSR活動の広報面でも協力します。ご関心のある方は、ぜひ総領事館にご連絡ください。

11月号では、伊藤園の米国子会社であるMason Vitamins, Inc.を紹介しています。この他、10月に私が出席した、(1)日米南東部会第40回合同会議(於サウスキャロライナ州)、(2)日フロリダ州航空宇宙サミット(於オーランド等)の報告、(3)11月7日に行われたマイアミ市、マイアミビーチ市、セントピータースバーグ市の市長選の結果、(4)ソフトバンク・グループ、住友商事のフロリダ州企業向け出資(報道ベース)を掲載しています。


 

企業紹介~Mason Vitamins

日米南東部会第40回合同会議

~結果報告~

10月22日から24日、サウスキャロライナ州グリーンビル市で標記会議が開催されました。本会議は、日米南東部会の共同議長を務めるショー米側会長と朝田会長(丸紅会長)の下、米側からマクマスター・サウスキャロライナ州知事、クーパー・ノースキャロライナ州知事、ブライアント・ミシシッピー州知事をはじめ米国南東部8州の地方政府関係者、日本側から米国(特に南東部)に進出する日本企業幹部並びに佐々江大使をはじめ南東部を管轄する総領事(岡庭在マイアミ総領事を含む)が参加しました。参加者総数は、日米双方から約470名でした。

また、22日には、テネシー州の経済振興長官を務めたことのあるハガティ米国駐日大使が参加し、各州の会合に顔を出したほか、晩餐会でスピーチを行いました。

フロリダ州からは、デツナー州務長官が出席し、総勢約40人の州代表団を率いました。会議開催中、フロリダ州の代表団員は、日本企業関係者と活発な会合を重ねていました。

岡庭在マイアミ総領事は、24日の挨拶において南東部は日本とのビジネス協力に関して大きな可能性があり、特に米国都市のスマート化について日本の優れた技術は貢献できる、2019年に東京で開催される第41回合同部会ではスマートシティーを議題に含めて、南東部の地方首長の参加を得たい等述べました。

第41回合同会議は2018年10月18日から20日に東京で開催される予定です。


 

「日フロリダ州航空宇宙サミット」(フロリダ州の航空宇宙産業とのビジネス交流会)の開催

~結果報告~

10月25日から27日、JETROと総領事館の共催(スペース・フロリダ、エンタープライズ・フロリダが協力)により「日フロリダ州航空宇宙サミット」(以下、「今次サミット」)がオーランド、スペースコースト、パームビーチで開催されました。日本から、在米日系企業、JAXA、日本航空宇宙工業会(SJAC)を含む23の日本企業等が参加しました。参加企業の多くは、航空宇宙分野で直接、米国企業との取引関係を持たない部品メーカーです。

フロリダ州は、航空宇宙関連企業数が全米で第2位であり、米国内外から関連企業の進出が相次いでいます。日本との関連でも、米国で就航予定のMRJ維持補修運行(MRO)を優先的に請け負う契約をフロリダ州内に拠点を有する2企業が三菱重工から受託し、また、ソフトバンクグループがエアバス社との合弁企業であるONEWEB社による人工衛星工場(於ケープ・カナベラル)建設に10億ドル(総額12億ドル)を投資し、同工場は2018年春から稼働開始予定です。

こうした事情から、フロリダ州関係者の間では今次サミットへの関心が高く、ダイヤー・オーランド市長が歓迎の挨拶を行い、ソト連邦下院議員が日系企業のロッキード・マーティン社施設の視察に同行し、ネルソン連邦上院議員が日系企業のマイアミ国際空港視察に顔を見せました。また、オーランド・センティネル紙は10月23日に今次サミットの意義に関する岡庭総領事の寄稿記事を掲載しました。

今次サミット二日目には、フロリダ州の航空宇宙関連企業と日系企業との間で67件の商談会が行われました。Boeing社、Oneweb社、ハリス・コーポレーション等との間で新規ビジネス開拓に向け、熱のこもった話し合いが行われました。今回の商談会の結果が将来の取引拡大に貢献することが期待されます。

また、今次サミット中、日本側参加者は、ロッキード・マーティン社を始めとする各種施設を視察しました。参加者にとっては、フロリダ州の航空宇宙産業の実情、将来性につき見聞を広め、今後のネットワークを作る良い機会となりました。

総領事館としては、引き続きJETRO等と協力して日フロリダ州の航空宇宙分野におけるビジネス協力の推進に努めていきます。当面は、日本航空宇宙工業会が2018年11月28日から30日に主催する「国際航空宇宙展2018東京」にフロリダ州の航空宇宙企業が参加するよう、州政府機関等と協力していく予定です。


 

マイアミ市、マイアミビーチ市、セントピータースバーグ市長選の結果

11月7日、マイアミ市(鹿児島県鹿児島市と姉妹都市)、マイアミビーチ市(神奈川県藤沢市と姉妹都市)、セントピータースバーグ市(香川県高松市と姉妹都市)などフロリダ州の複数都市で市長選挙が実施されました。

マイアミ市では、40歳の弁護士フランシス・スアレス氏が、マイアミビーチ市では、56歳の元州議員ダン・ゲルバー氏がそれぞれ新市長に選出されました。両氏の父親とも元市長という二世市長ですが、政治的手腕は未知数です。スアレス氏は、マイアミ・エリア戦略的高速輸送計画、マイアミ河川下トンネル建設の支持を表明しています。 ゲルバー氏は、市が抱える交通や海面上昇問題に取り組む意向を表明しています。 また、セントピータースバーグ市長には現職のクライスマン氏が2期目の当選を果たし、ダウンタウン開発など地域問題に焦点を当てた政策を推し進める意欲を語っています。


 

ソフトバンク・グループの米企業Fanatics社への出資

報道によれば、ソフトバンク・グループ株式会社と同社が出資するテクノロジーファンド「ビジョン・ファンド」は、スポーツ用品販売を手掛けるオンライン企業、Fanatics(本社:フロリダ州ジャクソンビル、「ファナティクス」)に10億ドルを投資する模様です。

● ブルーンバーグ報道 https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-08-09/softbank-is-said-to-bet-1-billion-on-web-sports-store-fanatics


 

住友商事の米企業 VeriTread 社への出資

8月31日、住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 CEO:中村邦晴、以下「住友商事」)は、米州住友商事会社(本社:米国ニューヨーク州、代表:上野真吾)を通じて、建機輸送オンラインマーケットプレイスを運営する米国スタートアップ企業、VeriTread LLC(本社:米国フロリダ州レイクランド、以下「ヴェリトレッド社」)の第三者割当増資を引き受け、総額USD2.5millionの出資した旨発表しました。
● 住友商事株式会社プレスリリース    http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=30291