| English

  安全対策情報【クレイグスリストを使用した凶悪事件の発生】  
    平成24年 1月27日
    在マイアミ日本総領事館

 

 

昨年から,フロリダ州を含む全米各地で,「クレイグスリスト(地域情報コミュニティーサイト)等」を利用した殺人や強盗等の凶悪事件が発生しています。典型的なケースは,売り手(被害者)が当該サイトを通じてある物品を売り出し,買い手(被疑者)に受け渡す際に強盗等の被害に遭うものです。
これらの犯罪は,日頃安全と思われている場所や白昼(午後2時から6時)に発生しています。
気軽に物の売買ができることで,多くの方が利用していますが,どうか下記の具体例(事件)を参考に,被害に遭わないよう十分注意してください。

 

【事例1】(ワシントン州)
ダイヤモンドを売りに出した男性が,自宅で取引をしようとしたところ,買い手を装った4人組の武装した男に家族の前で殺害され,ダイヤモンドを強奪された。
【事例2】(ニュージャージョー州)
マックブックを売ろうとした男性が,住宅街の一角で買い手と落ち合ったところ,ショットガンを顔に突きつけられマックブックを強奪された。
【事例3】(ミルウォーキー州)
33歳の男性が携帯電話を売りに出し,待ち合わせ場所のガソリンスタンドで車に乗って待っていたところ,現れた男(被疑者)が急に車に乗り込み,小型のけん銃で脅して裏手の駐車場に移動を命じ,現金40ドルを強奪した。
【事例4】(フロリダ州ディアフィールドビーチ市)
48歳の男性がネックレスを売りに出し,買い手の指定したショッピングプラザで会う約束をした。指定された場所に行くと,そこはアパートの駐車場で2人組の男が現れた。ネックレスを男に手渡した直後逃走したので追いかけたところ,4~5発の銃撃を受け3発被弾した。
【事例5】(フロリダ州ポンパノビーチ市)
25歳の男性がアイフォンを売りに出し,自称18歳の男と日曜日の午前9時30分ころ自宅駐車場で会う約束をした。駐車場に現れた男は大学生風の男で好感が持てたが,支払いの段階になると急に豹変し,懐から現金ではなく小型のけん銃を取り出し,現金を要求した。

 

被害の状況は下記アドレスを参照してください。
http://craigscrimelist.org/

 

《対応策》
●落ち合う場所は,主導権を持って安全な所を指定する(例:警察署内等)。
●指定された場所が説明と違う時は要注意。
●自宅は安全と思い込まない。
●人目に触れない場所を避けるとともに,できるだけ複数で対応する。