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南 フ ロ リ ダ の テ ロ 情 勢


現在までのところ、フロリダあるいは日本権益に対する差し迫ったテロの脅威を示す具体的な情報はありません。しかし、南フロリダは、

 

  • マイアミ国際空港等があり、中南米・カリブへの玄関口となっていること
  • 海岸線が続き、警戒の手薄な海上からのテロリストの潜入が比較的容易であること
  • 多種多様な人種のるつぼであり、テロリストが地域社会に紛れやすいこと
  • 中南米・カリブからの薬物密輸の拠点となっており、活動資金の獲得やマネーロンダ リングが容易であること
  • 武器・兵器等の調達も比較的容易であること

等の事情から、テロリストの潜入・潜伏拠点として利用される可能性があります。実際、2001年の9.11同時多発テロ事件の実行犯19名のうち14名は犯行前、南フロリダに潜伏していました。また、同年10月に発生した炭疽菌事件はマイアミの北方約60kmのボカ・ラトンで発祥しています。潜在的な攻撃対象としても、マイアミ国際空港、マイアミ港、マイアミのブリッケル通りの銀行群(金融資産はニューヨーク市に次いで全米第2位)、フォート・ローダーデール/ハリウッド国際空港、エバグレーズ港等の重要施設があり、十分な警戒が必要です。